歴史好き必見!長府&萩で激動の時代を辿る1泊2日

山口県エリアマップ
所要時間
1泊2日
主な交通手段

毛利家ゆかりの城下町、長府・萩で歴史散策を楽しむ1泊2日のモデルコース。高杉晋作が挙兵した長府の「功山寺」、吉田松陰が主宰した萩の「松下村塾」など、歴史好きにはたまらないコースです。ランチは古民家カフェで、激動の時代に思いを馳せながらどうぞ。

START
1日目
新下関駅から車で約20分/下関ICから車で約10分

重要文化財旧下関英国領事館

国際都市・下関を象徴する、日本に現存する最古の領事館

旧下関英国領事館は、領事館として使用する目的で建てられた建物としてはわが国現存最古のもので、明治39年(1906)の建築です。明治期の領事館の様子を窺い知ることのできる貴重な建造物として、平成11年(1999)に重要文化財に指定されています。

平成20年(2008)12月より文化財として保存と活用を図るための保存修理工事で約5年7ヵ月間休館しましたが、平成26年(2014)リニューアルオープンしました。

1階を展示室に2階は喫茶・パブなどの飲食店に、附属屋はギャラリーとして開放しています。

赤レンガの異国情緒あふれる外観、ゆっくりと、しっとりと時が流れる館内。 伝統のアフタヌーンティーを、どうぞお楽しみ下さい。

地元ライターが行ってみた!

気分はタイムスリップ!映え写真も撮れちゃう♪下関市唐戸エリアでレトロな洋館を巡ろう


下関市唐戸エリアは、実はノスタルジックな洋館が数多く残っている場所でもあるんです。人気のアフタヌーンティーやフォトジェニックな写真が撮れるスポットもあり女子旅にもおすすめ♪唐戸エリアで歴史に思いを馳せながら、レトロな街を散歩してみませんか。

地元ライターが行ってみた!
徒歩で約2分

旧秋田商会ビル

屋上に日本庭園⁉ 近代建築史を代表する和洋折衷ビル

旧秋田商会ビルは、大正4年(1915)に木材取引中心の商社活動と海運業を営む秋田商会の事務所兼住宅として竣工した西日本で最初の鉄筋コンクリート造の事務所建築です。

地上3階、地下1階、塔屋付き、螺旋階段で上る屋上には日本庭園や日本家屋もある和洋折裏のユニークなつくりが特徴で、現存する同種建築物としては最古級。

内部は1階を純洋風の事務所空間、2階及び3階を格調高い書院造住宅としており、現在は観光情報センターとして建物内部を公開しています。 

屋上については残念ながら一般公開されていませんが、1階は下関観光情報センターとして利用されており、2階3階の和室も見学が可能です。また、夜間はライトアップも行われています。


長府駅まで車で約20分

【ランチ】古民家カフェ ~長府~

歴史を刻む城下町で古民家ランチ

江戸時代の土塀や石垣が続く「古江小路(ふるえしょうじ)」をはじめ、今でも当時の面影を残す長府でのランチは、古民家カフェがおすすめです。歴史ある建物でランチをお楽しみください。

おすすめの古民家カフェはココ!

SOU/ZAEMON by TAKADA COFFEE
SOU/ZAEMON by TAKADA COFFEE
長府侍町に江戸時代から残る毛利家の武家屋敷をリノベーションした古民家カフェ。珈琲屋の自家製スイーツが人気です。併設するギフトショップもお見逃しなく!

下関市長府侍町1-2-39
083-242-0950
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茶屋 祥
茶屋 祥
幕末ファンなら訪れたい、桂与一の旧宅を利用したカフェ。店内の調度品も貴重なものが多く、古き良き時代に思いを馳せることができます。

下関市長府川端2-1-6
083-245-0080
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珈琲gatto
珈琲gatto
長府毛利藩の家老の御屋敷をリノベーションした、おしゃれな隠れ家的カフェ。築150年超の由緒ある建物の中で、ゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

下関市長府川端2-2-34
083-249-5700
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軽食をいただけるカフェの中でも、古民家リノベーション物件や歴史ある建築の古民家カフェをご紹介します!

功山寺

700年の歴史を持つ、幾度の動乱を見守った寺

功山寺は、鎌倉幕府が滅ぶ6年前、1327年に開かれた曹洞宗の寺院です。唐様建築特有の美しさをもつ仏殿は、国宝に指定されています。

春は桜、秋は紅葉が美しく、特に紅葉のシーズンは県内外の多くの観光客で賑わいます。国宝の仏殿と真っ赤な紅葉のコントラストは、秋を感じる風光明媚な眺めです。また、周りの木々に取り囲まれているため、紅葉が遅いことでも有名です。

高杉晋作が挙兵した寺としても知られ、境内にある馬上姿の銅像からはわずか80名という少人数で藩に立ち向かった晋作の強い決意が伺えます。

境内は見学自由で、毛利家のお墓や都落ちした五卿が滞在した書院など、幕末ゆかりの文化財が残っています。歴史に思いを馳せながら散策をお楽しみください。

【ちょっと寄り道】下関市立歴史博物館

功山寺総門の目の前にある「下関市立歴史博物館」は、海峡に育まれた下関の歴史と文化を伝える博物館。2016年にリニューアルしたモダンな館内では、長府毛利家の遺品や幕末期の資料を展示しています。なかでも、坂本竜馬の手紙収蔵数は日本一!常設展はもちろん、特定のテーマを深掘りした魅力的な企画展も必見です。功山寺を訪れた際はあわせてお立ち寄りください。

【ちょっと寄り道】下関市立歴史博物館
徒歩で約5分

長府毛利邸

四季の移ろいを感じる純和風庭園は必見

明治36年、長府毛利家14代元敏によって建てられた邸宅で、明治天皇の行在所としても使われたところです。重厚な母屋と白壁に囲まれた純和風の庭園が往時を偲ばせてくれます。

11月には庭園の池を囲む楓が色づき、純和風庭園と紅葉とのコンビネーションが秋の情景に素晴らしい演出を醸し出します。

10月下旬から11月下旬にはつわぶきの黄色い花、2月中旬から4月上旬にはアセビの薄紅色と白色の花が庭の各所に点在し、四季折々の表情を見せてくれます。

徒歩で約6分

長府藩侍屋敷長屋

当時の上級藩士の生活に思いを馳せる

長州藩上級武士の邸宅で、現在は休憩スポットとして無料公開されています。寺社建築の技法が取り入れられており、当時の上級藩士の生活を伺える遺構です。そばを流れる壇具川(だんぐがわ)には鯉が泳ぎ、春には桜、初夏にはホタルが舞う、風情溢れる街並みをお楽しみください。

車で約3分

長府庭園

四季折々の庭園美を楽しむ、長府藩家老の池泉回遊式庭園

長府毛利藩の家老格、西運長(にしゆきなが)の屋敷跡で、小高い山を背にした約3万平方メートルの敷地には池を中心に書院、茶室、あずまやがあり、かつての静かなたたずまいが残されています。

5月下旬から6月中旬の菖蒲に続き、6月中旬から8月下旬には睡蓮、秋には紅葉が色づき、冬には椿と、四季折々に散策を楽しむことができます。

車で約1時間20分

【宿泊】萩温泉郷

萩市では泉質の異なる7つの温泉が楽しめます

今夜のお宿は7つの源泉を持つ「萩温泉郷」で!日本海を望む露天風呂に癒され、極上の萩グルメに舌鼓。老舗旅館からアットホームな民宿まで、個性豊かな萩のお宿で非日常を堪能しましょう。

2日目

萩・明倫学舎

「萩藩校明倫館」跡地に建つ、萩の歴史を伝える観光拠点

萩藩の教育や人材育成の中枢を担った「藩校明倫館」。その跡地に建築され、国の登録有形文化財に登録された本館を含む旧明倫小学校の日本最大級の木造校舎群を改修整備し、萩の新たな観光施設となっています。

本館では、萩の観光、藩校明倫館から旧明倫小学校までの300年の歴史など、興味を喚起する大画面で情報発信している観光インフォメーションセンターや、旧萩藩校明倫館展示室、復元教室が開設。豊富な萩の幸を使ったレストランやお土産を取り揃えたショップでは、萩のブランド魚や萩にしかないものを取り揃えております。

2号館(有料)では、萩の5資産を含む世界遺産を紹介する『世界遺産ビジターセンター』と、幕末維新の科学技術の視点で紹介する『幕末ミュージアム』で、近代日本の原点や明治の工学化と長州ファイブをわかりやすく紹介しています。


手荷物を預かりホテルにお届けする「手ぶら観光サービス」を行っています。また、お荷物の一時お預かりやコインロッカーもございます。

車で約3分

萩城下町

世界遺産の町並みを散策!幕末志士ゆかりの城下町にタイムスリップ

分厚い白壁の重厚な武家屋敷、夏みかんが顔を出す土塀や鍵曲など、かつて城下町として栄えた町並みが色濃く残る萩城下町。高杉晋作や木戸孝允など幕末から明治維新に活躍した偉人の生家が現存し、その足跡をたどることもできる見どころ豊富な城下町です。町筋は碁盤目状に区画され、古民家カフェや雑貨屋、史跡などが点在。散策の楽しい町になっています。

着物をレンタルして町を歩けば、まるで江戸時代にタイムスリップしたような気持ちに。萩の街をもっと詳しく知りたければ、ガイドウォークやガイド付き人力車のコースもあります。また、レンタサイクル、シェアサイクル、レンタル原付のほか、電動キックボードなどもあり、アクティブに楽しめそう!
「明治日本の産業革命遺産」の構成要素の一つとして世界遺産にも登録されている町並みで、あなただけのお気に入りのスポットを探して散策してみてください。



【NHK総合ブラタモリに登場】

2023年10月26日(木)放映のブラタモリセレクション「萩 〜萩はなぜ 世界遺産になった?〜」に、萩城下町が登場!

【ランチ】古民家カフェ ~萩~

世界遺産の城下町で古民家ランチ

世界遺産の構成資産にも登録されている「萩城下町」には、城下や町家の風情が残った素敵なカフェが何件も。ランチは萩の古民家カフェで、歴史に思いを馳せながらいただいてみてはいかがでしょうか。

おすすめの古民家カフェはココ!

ホトリテイ
ホトリテイ
約800坪もの枯山水庭園を有するカフェ。靴を脱いで入る店内は綺麗にリノベーションされており、どの部屋からも四季折々の庭園美を眺めながらランチを頂くことができます。

萩市南片河町62
0838-22-1755
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Kimono Style Café
Kimono Style Café
築180年を超える古民家内にレトロな家具が並んだ、和洋折衷のおしゃれな店内。ガラス障子の向こうには庭が広がり、心落ち着く空間です。着物レンタルも可能なので、あわせていかがでしょうか。

萩市呉服町2-39
0838-21-7000
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晦事(コトコト)
晦事(コトコト)
築200年の町家をリノベーションしたギャラリーカフェ。人気は「スパイシー萩カレーセット」。坪庭を眺めながら北欧の椅子に座ってゆったりしたひとときをお過ごしください。

萩市呉服町2-32
0838-26-7199
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patra cafe(パトラカフェ)
patra cafe(パトラカフェ)
城下町の入口に位置する平屋カフェです。日替わりランチはお野菜いっぱいでヘルシー!テイクアウトも可能なので、天気の良い日は近くの「萩中央公園」で食べても良いですね。

萩市平安古町603-3
0838-21-7075
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俥宿 天十平(くるまやどてんじゅっぺい)
俥宿 天十平(くるまやどてんじゅっぺい)
江戸後期のお屋敷と大正モダンな洋館を活用したカフェ・ギャラリー。紅茶とスコーンのセットをいただきながら、ノスタルジックな萩時間を楽しめます。併設されたギャラリーで萩焼の購入も可能です。

萩市南古萩町33-5
0838-26-6474
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御茶処 惺々庵(せいせいあん)
御茶処 惺々庵(せいせいあん)
有名な萩焼作家の高級茶碗から好きなものを選んでお茶を楽しむことができるお茶処。茶道の先生が点ててくれる抹茶は格別の美味しさ!日本庭園を眺めながら”本物”に触れられる空間です。

萩市呉服町1-27
0838-22-3929
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地元ライターが行ってみた!

のんびり女子旅なら萩がおすすめ!王道スポットもおさえた「城下町さんぽ」はいかが?


歴史のまちとして知られる萩市は、山口県に来たら絶対に行くべき観光地。特に城下町エリアは町並みがとても魅力的で、古民家を改装したカフェや萩焼ギャラリーを巡って楽しむこともできます。今回は、そんな萩市の主要観光スポットを押さえた日帰りコースをご紹介!

地元ライターが行ってみた!
車で約10分

松陰神社

幕末の師、松陰先生ゆかりの地

吉田松陰を祭神とし、伊藤博文らによって建立された「松陰神社」。境内には世界遺産の「松下村塾」や「吉田松陰幽囚ノ旧宅」など吉田松陰にまつわる史跡が残る萩を代表する歴史スポットです。

多くの著名な門下生を輩出した「松下村塾」の師であることから学問の神様として信仰が厚く、合格祈願に大勢の受験生が訪れます。また、吉田松陰の生き方に感銘を受けた多くの幕末ファンも参拝に訪れています。

松陰先生の教訓入りおみじくや、和傘の形をした「傘みくじ」が人気です。色とりどりに開いた傘みくじが結ばれた木は、フォトジェニックなスポットにもなっています。

徒歩すぐ

松下村塾

日本の近代化を担った多くの人材の学び舎

吉田松陰が主宰した私塾「松下村塾」。世界遺産にも登録されています。松陰の叔父、玉木文之進が自宅で私塾を開いたのが始まりで、幕末には高杉晋作、伊藤博文、山県有朋など日本の近代化に重要な役割を果たした名だたる人材を輩出しました。


松陰は、階級や身分に関係なく塾生を受け入れました。

「学は人たる所以を学ぶなり。塾係くるに村名を以てす。(学問とは、人間はいかにあるべきか、いかに生きるべきかを学ぶことである。これを学ぶ塾の名前に村名をあてた)」と『松下村塾記』に記し、知識を得るだけの学問ではなく、志ある人材を育成しようとしました。教え子たちの長所を伸ばし、講義より討論を重視した松下村塾で学んだ塾生たちが、後に明治維新を担う志士として活躍したのです。


現在、松下村塾は松陰神社の敷地内にあり外観のみ見学自由です。幕末当時に建てられた建物が現存しており、当時と同じ位置にあります。室内には松陰の人物像や、ここに通っていた人物、松陰と関わりのあった人物の写真が展示されています。

当時に思いを馳せながら、幕末ゆかりの松下村塾を見学してみてください。








まだまだあります!萩城下町・偉人の地巡り

高杉晋作誕生地
高杉晋作誕生地
幕末の風雲児・高杉晋作の誕生地。現在は、建物の南側半分が公開されており、産湯に使ったと伝えられる井戸や自作の句碑などが見学できます。
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伊藤博文旧宅
伊藤博文旧宅
初代内閣総理大臣・伊藤博文が14歳から13年間両親と住んだ、茅葺平屋建ての小さな家。萩の松下村塾には、17歳のときここから通いました。外観のみ見学可能です。
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木戸孝允旧宅
木戸孝允旧宅
木戸孝允(桂小五郎)が20歳まで過ごした木造2階建て、瓦葺きの家。誕生の部屋や幼少期の手習いなど、当時の姿をよく残しています。実父の和田昌景は藩医だったので、藩医の生活を知る資料でもあります。
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新山口駅まで車で約1時間/美祢東ICまで車で約40分
GOAL
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